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異業種から医療・福祉・介護の業界に事務職として入職した職員に聞いてみた!

本日お集まりただいた事務職のみなさんは、当会グループに中途入職をされた2年目の方から5年以上お努めの方です。当会の事務職員は異業種からの転職者が多いのが特徴のひとつで、本日お集まりのみなさんも異業種から転職者です。医療法人と聞くと 一般企業と違うイメージや閉ざされた業界と思う方も多いので、実際に入職した方々から“その実際”を聞いてみたいと思います。求職者のみなさんの参考になるでしょうか!?(司会者)

メンバー

  • A

    40 代
    6 年目
    前職:人材派遣 営業

  • B

    30 代
    4 年目
    前職:金融 金融事務

  • C

    20 代
    2 年目
    前職:金融 融資業務

  • D

    20 代
    2 年目
    前職:製造業 営業

  • E

    30 代
    8 年目
    前職:不動産業 営業

  • 【入職の決め手について】

    SECTION01

    本日お集まりただいた事務職のみなさんは異業種からの挑戦者ですね!まず、転職するにあ たり、なぜ医療・福祉・介護業界に挑戦(入職)しようと考えたのかを教えてください。

      • A

        わたしは母親が長く病院でお世話になったこともあり、なんらかのかたちで恩返しができな いかと考えていたことがきっかけです。当時「病院勤務=医療に携わるための専門資格が必 要」という先入観から医療業界での就職を考えていませんでしたが、いくつかの病院ホーム ページを調べていく中で、専門職だけではなく、総合職や事務という職種があることを知り、 異業種で勤務している自分でも活躍ができるのではないかと感じ、医療・福祉業界に挑戦することを決めました。

      • ご家族がお世話になることで職業として考える専門職の方は多いと聞きますが、事務職であっても同じということですね!

        • B

          わたしは特に医療・福祉業界には絞ってはいませんでした。結婚・出産をきっかけにしばらく派遣で勤務をしていましたが、子供の成長に伴い責任を持って働ける正社員で働きたいと考えていました。そんな中、当会が未経験可能な採用課のメンバーを募集しているのを知りました。未経験での募集ということで意欲を買ってくれる職場なのではないかということと、近隣なので長く勤められるのではと思い応募しました。

      • 子供が成長し、社会復帰をされる方でも働くことが出来る事務業務もある職場だと言うことですね。それは有難いです。 

        • C

          わたしは日本でも新型コロナウイルスが流行し、医療機関の大切さを身に染みて感じたことが大きなきっかけです。新卒の頃から「人々の生活に欠かせない業界で仕事がしたい」と考えて就活活動をしており、それは転職活動をしている時も変わりませんでした。どのような時も社会に必要とされる、医療・福祉業界を経験したいと思い入職を決意しました。


        • D

          わたしは前職で有形商材を扱う BtoB の営業職をしておりましたが、常に第1に自社の利益があって、第2にお客様のニーズに寄り添う仕事内容でありました。対して、医療・福祉業界は、第1に患者さん、ご利用者のニーズへの解決、および顧客満足があり、第2に継続利用していただくことで、法人の利益につながり「人の役に立つ仕事」に取り組むことができると考えたからです。


        • E

          わたしも人から感謝される仕事に就きたいと考えていました。母親が介護施設のヘルパーをしており、ご利用者やご家族との関わりを聞いて業界に興味を持つようになりました。前職では営業職をしていたので、自分のスキルを活かせる職種として“相談員”という職種があることを知り、挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。

      • 頌徳会さんには意外と営業職からの転職者も多くいらっしゃいますね。

  • 【不安感について】

    SECTION02

    みなさん「人の役に立ちたい」という気持ちが強かったと言うことは良く分かりました。でも医療や福祉、介護の業界に特殊性などの不安は感じていなかったのでしょうか?入職前に医療・福祉業界に抱いていたイメージはどの様なものでしたか? 

    • A

      わたしは不安しかありませんでしたね。医療業界のしくみはどうなっているのか?どんな専門職がどんな役割を担っているのか?など、いざ自分が転職すると考えたときになんとなく利用していた病院のことを自身が全く分かっておらず特殊性を感じていました。医療業界に対しては身近なクリニックや診療所、手術を行う救急センターや総合病院など役割に違いはありますが、やはり医師や看護師などの専門職が中心の業界イメージでした。また同時に「崇高」「かたい」などのイメージもありました。福祉業界に対しては、社会的意義の大きい業界というイメージの一方で、時折ニュースなどで報じられる内容から、ネガティブな印象もありました。 


      • C

        わたしも不安を感じていました。入職時の面接をしていただいた際に「不安です」と正直に面接官の方にお伝えしたほどです(笑

        異業種に転職をするという事だけでも不安でしたが、加えて人の命に関わる医療・福祉業界であるからこそ「わからない」という事が許されないのではと考え、それがより不安を大きくさせていたのだと思います。この業界は“専門的な知識や経験がないと働く事ができない”と思っていました。


      • B

        わたしは業界不安のみならず前職と全く異なる「人材の採用」という職種への挑戦でもありましたので、実際の業務内容や仕事を進めるうえでどういう難しさがあるのか等、業務が想像出来ない部分も不安として大きかったのを覚えています。
        正直これまで医療福祉業界への就職は“特別な資格のある人しか就職できないイメージ“しか持っておらず、求人をみるまでは自身の就職先として考えたことはありませんでした。命を扱う業種なので、漠然と一般企業と違う面はあるんだろうなとは感じていましたが、ダイレクトに社会貢献につながる業種というのは魅力的に感じました。

  • 【入職後の不安感について】

    SECTION03

    医療・福祉業界への挑戦は事務職であっても不安だったと言うことが良く分かりました。では、入職前の不安は入職した現在も残っていますか?解消されたのであれば、それはなぜでしょうか?

    • A

      わたしは入職前に抱えていた不安は現在はありません。まずは自分の役割をしっかりと認識し業務に専念できる環境があったこと、また業務を遂行する上で組織を超えた周囲のサポートもあったことで不安は徐々に解消されました。そのため業界のイメージは、入職前と現在とでは大きく異なります。入職前は、医療・福祉・介護業界に対しての見識がなく不安が先行していましたが、実際に働いてみると、一般企業の仕組みと大きくは変わらないことに気づきました。ご利用者や患者さんに直接かかわり臨床にあたる現場スタッフ。そしてその専門職のスタッフが円滑に業務を行えるようにサポートする事務総合職スタッフ。それぞれ役割は異なりますが、同じ目標に向かって縦と横のつながりで組織連携をしていくという点においても、これまで経験した一般企業と同様であると感じています。現在、頌徳会グループ全体の採用業務を担当しており、異業種出身ですが前職の経験が十分活かせていると感じています。なにより提供するサービスが医療・福祉・介護であり、私自身が医療・福祉業界を志望した動機につながる仕事でもあるため、やりがいをもって業務に就けていると実感しています。 


      • D

        入職してすぐに不安はなくなりました。というのも異業種からの転職の方が多くいらっしゃったためすぐに職場に馴染むことができたからです。マニュアルやツール、業務ソフトも充実しており、すぐに業務を覚えることができました。また、病院の医師や看護師などの専門職の職員も本当に人柄が良く、分からないことは都度優しく教えてくれます。 


      • C

        今は特にありません。もちろん人の命に関わる仕事であるという認識は今もありますし、ミスは許されないという意識も持っています。ですが、わからないことがあったとしても、その都度自分自身で調べたり、周りの人に教えてもらったりすることで乗り越えられることがわかったので不安は解消されました。

    周囲の職員に助けられながらその不安が解消していった方が多いですね。現在任されている仕事への取り組み方法で解消することもありますか?

    • E

      わたしは今も不安が有ります。ですが、これは専門職として入職している職員も同じだと思います。診療報酬や介護報酬の制度対応、グループのサービス理解、外部サービスの理解など、日々変化する情報にアンテナを張っていかなければ内・外の連携先との会話についていけないからです。ただひとつ言えることは、異業種からの転職者だからこそ“できること”や“わかること”があると言うことです。例えば、患者さんの様々な仕事の内容に共感できるのもそのおかげだと感じています。
      わたしたちの業務も、新しいことを習得することで提供できる情報が増え、それがご利用者の満足度の向上に繋がり、ひいては信頼される存在に成長できるのです。この業務サイクルを回すことで単純な不安は解消できると考えています。


      • C

        わたしは頌徳会グループ全体の購買業務を担っています。医療・介護に直接関わる医療消耗品や医療機器、介護用品等だけでなく、デスクなどの事務機器や文房具・日用品などの備品の仕入れも行っています。また仕入れた物品の在庫管理や修理対応も業務内容のひとつです。これらは主に日々のルーティンワークですが、その他に現状の業務をより良くするために運用方法を見直したり、必要であれば新たにシステムを導入することもあります。私は入職をしてから 1 年半ほどしか経過していませんが、「こうすればもっと良くなると思う」という意見出し、運用方法なども自ら構築した上で、実際に新システムを導入しました。私の場合、「新しいことを確立させる」ということは前職ではできなかった経験であり、事務職という職種でありながら、主体的に取り組める仕事を任せてもらえることに大きなやりがいを感じます。さらに現場の職員からお礼を言っていただけたり、状況が良くなったというご意見をいただく時は本当に嬉しいです。


      • D

        病院や施設の事務業務とは、ドクターや看護師、介護士の業務サポートだと思っていましたが、それだけではありません。ご来院していただく際の往復路や施設の出入り口、空調、座ってもらうイスに至るすべてが、患者さん、ご利用者視点で考えられたものである必要があります。それらは事務職が試行錯誤し積み上げていくものになります。
        私は総務部 経理購買課と企画課に所属しており、物品の選定や、システム導入に携わっております。その中でより良い施設作りを念頭に、患者さん、ご利用者視点での業務に一生懸命取り組むことで問題が解決され、自ずと自身の不安も解消されていくと考えています。

    おふたりは一般職で入職し、現在は管理職を担っておられますね。キャリアアップについて少しお聞かせください。当会でのキャリア形成をどのように考えておられますか?

        • B

          入職以来、総務部採用課で仕事をさせていただいています。わたしは先ほど話したように当会で採用という仕事に初めて携わりました。“初めて尽くし”だったこともあり、初日より皆さんにご迷惑をおかけしないこと、速やかに対応すること、精一杯力を注ぐことだけを目標に日々過ごしました。最初は知らないことが多く(業界のことや専門用語なども全く分かりませんでしたので)戸惑いばかりでしたが、周りの方に支えられてきました。
          一般職として中途入職したのですが、業務責任を遂行する姿勢、貢献しようとする行動が伴えば上司は的確に判断してくれます。わたしは運よく当時の管理職が異動するタイミングで早期に管理職に昇格することが出来たと考えています。今も管理職としての業務には不安が大きいですが、せっかく昇格させていただいたので失敗を恐れず、スピーディで的確な判断が出来る管理職になりたいと考えています。チャンスは自分でつかみ取る!それが叶う組織だと感じています。



      • E

        現在は病院の地域医療連携室という主に入院相談を受ける部署の責任者を務めております。近隣の急性期医療機関やクリニックからの紹介患者さん、外来から入院される患者さんの入院調整を行っており、私以外のメンバーは看護師 1 名と社会福祉士が 2 名です。病院に異動前は、グループの介護施設の相談員を担っていました。わたしは総合職として入職したので、グループ全体の組織に必要とされる人材になるために、まずは目の前の仕事で最大の成果を発揮することだけを考え努めてきました。相談員として介護施設を複数経験し主任に昇格させたいただいた時に、上司より「もっと多くの仕事を経験し管理職を目指せ!」と激励されました。幸いグループ内の相談員には医療相談員というポジションも有りますので、施設をまたぐ仕事をしながらグループ全体に貢献できる医療相談員を経験することが次のキャリアアップと考えられるようになっていました。
        日野病院に異動し4年後に、一定の成果を認めていただき現在の管理職ポジションに昇格することが出来ました。まだまだ管理職としては新米ですが、先輩管理職のみなさんに教えてもらいながら、部下の指導方法や組織運営の手法を勉強中です。わたし達のように異業種から入職しても、日々の研鑽を忘れないと言うこと、先輩や上司の教えを素直な心で受け止め、自分色に染めなおして行くと言うこと、医療法人でも全く同じだと考えています。そして、わたし達の評価者もまた異業種からの中途入職者であることが多く、私にとって特殊な環境という認識や感覚は全くありません。結局は自分自身だと思っています。

  • 【これから入職を目指す方へのメッセージ】

    SECTION04

    新しくこの業界に入職(挑戦)しようとする求職者に伝えたいことが有ったらお願いします。 

    • A

      若い人にとっては日常生活を送る上であまり関りのない業界であり、不安に感じる人もいると思いますし、私のように「資格が必要な専門職の職場」と思う人もいると思いますが、実際に働いて感じることは、基本的には一般企業と大きくは変わらないということです。提供しているサービスの質を向上させることや事業を継続させること、業務を確実に安全に、スピーディに行うことも一般企業と何ら変わりません。医療・福祉・介護を必要としている人の役に立ちたい、社会貢献がしたいと少しでも思っている人はこの業界に向いている人だと思います。その思いこそが十分な志望動機だと思います。

    • B

      (採用課などの)バックオフィス業務は、直接患者さんご利用者から感謝される仕事ではありませんが、他業界に比べて自分の仕事が最終的に何につながっているのかを考えた時に、 社会や地域に密着していて必要とされていると感じられることが一番の魅力だと思います。


      • C

        知識がなくても、経験がなくても、「なんとかなります!」(笑
        確かに最初は聞きなれない言葉ばかり耳にする毎日で戸惑うこともありますが、時間と経験が解決してくれると思います。また少なからず前職での経験が活きる場面もあるので、医療・福祉業界での経験がないから何もできないなんてことはありません。
        またこれは私見ですが、実際に携わる業務内容も大事ですが一緒に働く職員がもっと大事だと思っています。頌徳会グループの職員は、わからない事があれば丁寧に教えてくれる温かい職員ばかりです。それは頌徳会グループの一番の魅力だと思います。不安な時に自分ひとりで解決しなければならないという事はないので、安心してご入職されて良いと思います。


      • D

        これまで医療・福祉業界を経験されていなかった方も、スムーズに仕事を行うことができる職場だと思います。異業種から入職された方も多数いらっしゃるので、困った時には頼りになる職員ばかりです。また、医療・福祉施設といえども、医療・介護だけではなく、その中には広報や経理、IT や建築など、本当に色々な要素が詰め込まれています。その中でかならず、これまでの仕事のノウハウを生かすことができると思います。


      • E

        異業種からの転職では知識はゼロからかもしれませんが、培った経験や能力はゼロではあり ません。その培った経験や能力を活かすことでこの業界に新しい風を吹かすことができるか もしれません。 医療や介護は人生で自分や家族が必ず利用していくものであるため、知識、経験は仕事以外でも必ず役に立ちます。

    ここにいるみなさんの熱い想いを伺っていると、医療・福祉・介護業界への不安は「何とかなりそう!」と感じます。それよりも「どうやって現状を良くするか?」や「患者さんのために何をどうするべきか?」と言うことを、正面から真剣に考え続けることで自分の不安感は解消されると感じました! 
    本日は貴重な時間をありがとうございました。

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